先日、Google がドキュメントで Gemini AI を活用してドキュメントを作成する「Help me create」という機能のテストを行っていることが報告されています。本日、Google はこのドキュメントにおける「Help me create」を正式にリリースし、Gemini アドオンが有効になっている Google Workspace アカウントおよび Google One AI プレミアムプランユーザーに展開することを発表しました。
この機能は Google ドキュメントの Gemini を使用した、文書作成サポート(Help me write)、画像生成などの AI を活用した機能を基に、高度に構造化されてスタイルも整えられた、視覚的に魅力的なドキュメントをユーザーがプロンプトで作成できるようになります。
Help me create を開始するには、上部メニューにある新規作成をクリックするか、[ファイル] > [新規作成] > [Help me create]をクリックします。作成したいドキュメントの内容をプロンプトに入力し、必要に応じて『@ファイル名 』でファイルからコンテンツを取得すると、Google は空白ページにカバー画像、インライン画像、テキスト、表、ドライブファイルからのコンテンツなどを含むドキュメントに変換します。
Help me create は以下のような例で、最初の下書きを作成できるように設計されています。
- CPG会社のマーケティングマネージャーは、次のプロンプトを使用して新製品の発売計画を作成できます: コーヒーフレーバーの新商品の発売をサポートするマーケティング計画を作成してください。 タイミング、所有者、成果物を含め、さまざまな種類のコーヒーを示す表紙画像を作成する。
- マネージャーは、チームを軌道に乗せるためのビジョン文書を作成することができます。
- 環境に優しい製品を専門とする中小企業のオーナーは、次のように入力することで、新しいクライアントのための提案書を作成できます: 顧客との打ち合わせメモ – 2024年11月30日]に記載されている成果物を使用して、新しい顧客のための提案書を作成してください。 作業範囲、価格、および時期を概説し、環境に優しいクリーニング製品とインライン画像を示すカバー画像を作成します。
また、ドキュメントの使用例に合わせて、提案されたプロンプトを使うこともできます。これには次のようなプロンプトが含まれています。
- 戦略ブレイクダウンを含み、主要なマイルストーン、タイムライン、イニシアチブを概説する製品ローンチのロードマップ(各機能の画像を含めるオプション付き)
- タスク、マイルストーン、期限、依存関係のタイムラインが記載されたパーティー企画のチェックリスト
- チームメイトとの毎日15分のスタンドアップミーティングのテンプレート
Google ドキュメントの Help me create は、即時リリースドメインで2024年12月10日から最大15日かけて展開、計画的リリースドメインでは2024年12月16日から数週間かけて段階的に展開されます。
Google Workspace アカウントで Gemini Business、Enterprise、Education、Education Premium または Google One AI プレミアムプランに加入している個人ユーザーが利用可能です。現時点では英語のみで利用可能で、ウェブ検索結果などは組み込まれません。