Samsung は北米で Galaxy デバイス向けのクラウドゲームサービスを正式に開始したことを発表しました。これは昨年からベータ版としてリリースされており、「Gaming Hub」を介したクラウドゲームサービスとなります。
ただ、この Samsung の Gaming Hub は他のクラウドゲームサービスとは異なり、「すべての Galaxy デバイスでダウンロードや待ち時間の短縮なしに本格的な Android ネイティブゲームを即座にプレイできるようにすること」も目的としたものです。つまり、PCやコンソールゲーム、あるいはそれらのゲームをプレイすることができないプラットフォームに展開されている GeForce Now や Xbox Cloud Gaming とは異なることに注意してください。
Gaming Hub ではゲームを選択するとすぐにストリーミングが始まり、ローカルインストールに比べて解像度が低くなっている可能性があるようですが、大量のゲームをインストールしたりせずに済むため便利なようです。なお、プレイには Samsung アカウントが必要になります。
とは言え、現時点では米国やカナダなどの北米地域でのみ利用可能となり、これがグローバルで展開されるかどうかは不明です。
ちなみに Samsung によれば、モバイルクラウドゲーミングはどちらかというとゲームパブリッシャー向けのメリットが大きいようです。
プレーヤーが Android ネイティブ ゲームの広告をクリックすると、Galaxy Store に移動し、数秒以内にすぐにプレイを開始できます。待機時間やアカウント設定、ダウンロードは必要ありません。
モバイル クラウド ゲーミング ベータ版を通じて、Samsung は、ゲームへの即時アクセスによりユーザー獲得パフォーマンスが劇的に向上し、最初のクリックからゲーム開始までのコンバージョンが 50%増加したことを確認しました。これは業界平均の 10 倍の改善です。ベータ版期間中、Galaxy デバイスでのクラウド ゲーミングも大幅な成長を遂げ、米国とカナダの月間アクティブ ユーザー数が前年比 149% 増加しました
Samsung Newsroom