これまで Google は Android 版 Chrome ブラウザでも下部に表示するアドレスバーの開発に取り組んでいましたが、Chrome Canary でその初期バージョンが導入されています。
Chrome Canary の最新のアップデートで下部アドレスバー表示の設定が有効になっており、単純にアドレスバーの位置が上から下に移動しただけですが、縦に長いスマートフォンを使っているユーザーには操作性が向上します。ただし、Canary でもフラグ chrome://flags/#android-bottom-toolbar を有効にする必要があります。
フラグを有効にしてブラウザを再起動すると、[設定] に [アドレスバー] の設定項目が表示されるようになり、ここで [下] を選択すればアドレスバーが上ではなく下に表示されるようになります。私も実際に試してみたところまだ利用できませんでした。以下のスクリーンショットは 9to5Google によるものです。
現時点では上にあったアドレスバーがそのまま下に移動するだけで、その他に特に UI の調整などはないようです。そのため、デザイン周りも今後変更されるようになる可能性はあります。
昨年、iOS の Chrome ではすでに下部表示のアドレスバーが実装されており、Android でもかなり遅れましたが、ようやく実装される可能性があります。現在の Chrome Canary のバージョンは131となっているため、あと数週間後には登場するかもしれません。