Android 同士でインターネット共有と通話のキャストができるクロスデバイスサービスが広く展開

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Google Pixel 9 Pro Fold で Android のクロスデバイスサービスの設定ページを開いている写真

Google が今年5月末に発表し、7月頃から段階的に展開されていた「クロスデバイスサービス」を用いたインターネット共有と通話のキャスト機能が、現在は幅広いユーザーで利用可能になっていることが報告されました。

この機能は、Android デバイスの [設定] アプリから [Google] > [デバイス、共有] > [クロスデバイス サービス] から設定することができます。ここでは同じ Google アカウントにログインしているデバイス同士で設定を有効にすることで、「デバイスグループ」として追加されます。

クロスデバイスサービスは Android 11 以降で利用でき、デバイスグループに追加されているデバイスであればインターネット共有と通話のキャストを利用することができます。

通話のキャストは、「進行中のビデオ通話を他のデバイスからこのデバイスに転送する」機能ですが、現在は Google Meet でのみ利用可能となっています。Meet でキャストアイコンをタップすると、デバイスグループに登録されている Android スマートフォン、タブレット、デスクトップブラウザに切り替えることができます。

インターネット共有は、同じ Google アカウントにログインしている Android デバイスや Chromebook 間でのテザリングをパスワードなしで利用できるようになります。この機能を使うためには Bluetooth とデバイスの位置情報を有効にする必要があります。

トグルを使用して、各機能を有効・無効に切り替えることもできます。

前回の時点では Android 14 のデバイスでのみ確認できていましたが、現在 Google Play 開発者サービス v24.35.30 では Pixel と Samsung Galaxy デバイスでは広く展開されているようです。Google ヘルプページによれば、新しいクロスデバイス機能はリリースされ次第、利用できるようになると伝えています。

ちなみに現時点でも、クロスデバイスサービスは個人の Google アカウントで確認できていますが、仕事用プロファイルだと表示されないようです。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

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