Google は先月から AI を活用して会議を要約したり議事録を取る「take notes with Gemini」を Google Meet のウェブ版で導入しました。現時点ではウェブ版のみとなっているこの機能が、今後のアップデートによってモバイルデバイスでも利用可能になる可能性が報告されました。
この報告は Android Authority によるもので、Android 版 Gmail アプリ v2024.09.08.673958928.Release のコードからモバイル版の take notes with Gemini 機能の開発が進行中であることを発見したことを伝えています。
関連するコードから、モバイル版の機能もウェブ版と同様に機能するようで、次のような機能が利用可能になる可能性があります。
- 自動化された会議の要約:会議後、Gemini は会話を要約し、完全な記録も提供します。これは共有会議メモ ドキュメントに追加されます。
- Google カレンダーとドライブの統合:この機能は Google カレンダーおよび Google ドライブと緊密に連携し、会議後にメモを保存して出席者と共有することが容易になります。
- リアルタイム追跡:会議中、ユーザーは「Gemini がメモを取っています」などのプロンプトで、Gemini のメモ取りステータスの最新情報を受け取ります。
- 英語のみのサポート:現時点では、Gemini は英語の音声のみをメモします。他の言語も今後サポートされる予定です。
この機能追加により、スマートフォンやタブレットからの会議参加が多いユーザーには便利な機能となる可能性があります。
ただ、この機能も現時点では英語のみのサポートとなっていて、日本語での会議をメモしたり要約することができない点に注意が必要です。また、「Take Notes with Gemini」のデスクトップ版は Gemini Enterprise、Gemini Education Premium、AI Meetings & Messageing アドオンに加入している Google Workspace ユーザーでのみ利用可能です。