Google は Pixel Watch 3 でバッテリーセーバーモードの挙動を改善しており、自動的にバッテリーセーバーモードの起動・終了を切り替えることができるようになりました。
これまでの Pixel Watch、Pixel Watch 2 でもバッテリーセーバーモードを利用することはできましたが、自動でオン・オフすることができず毎回手動で切り替える必要がありました。とは言え、バッテリー残量が少なくなれば通知が表示されるため、そこからタップすることで有効にすることはできますが、見逃しやすいという難点がありました。これに気づかなければ知らないうちにバッテリーが切れているということもあり得ます。
また、バッテリーセーバーモードを一度有効にすると、仮に再充電したとしても自動的にオフにならず、これも手動でオフにする必要があります。結局のところ、都度手動で切り替える必要があるため、かなり手間がかかります。
しかし、Google はこの手間を省くために2つの新しい設定を追加しており、バッテリーセーバーを自動的にオン、もしくはオフにすることができるようになりました。
バッテリーセーバーは、デフォルトではバッテリー残量が15%になった段階で自動的に有効になります。もちろん、それより前に手動で有効にすることもできます。
さらに Pixel Watch 3 では時計の充電が完了するか、バッテリー残量が25%まで充電されると自動的にバッテリーセーバーがオフになります。この自動オフの機能は設定から無効にすることもできます。
地味な変更点かもしれませんが、Google Pixel Watch シリーズのバッテリー駆動時間について引き続き課題は残されているので、駆動時間を少しでも延ばすことに繋がるのであれば良い追加だと思います。