Google は Gemini のインターフェースデザインの改善に取り組んでおり、現在は一部のユーザーに Google I/O で発表された Gemini の新しいフローティングウィンドウ形式の応答画面が表示されはじめていることが報告されました。
これまで Gemini や Google アシスタントを音声で呼び出したときには、画面下部からテキストボックスがポップアップで表示され、質問したときも同じ画面のままになりますが、結果の表示方法が Gemini とアシスタントでは異なっていました。
例えば、アシスタントは元のアプリをバックグラウンドに置いた状態で少し上にスライドして結果が表示されますが、Gemini は別の新しい画面に切り替わってしまいます。今回の変更では新しい画面で開くのではなく、アシスタントに似たフローティングウィンドウで表示されるようになります。
実際に私の Pixel Fold で試してみたところ、新しいフローティングウィンドウで結果が出力され、アプリをバックグラウンドに置いたまま操作できるようになりました。
これにより、Gemini へのアクセスがシームレスになるだけでなく、今後のアップデートで Gemini の出力結果を他のアプリにドラッグアンドドロップしたり、作業中の内容に基づいて Gemini が提案するといったこともできるようになります。