Qualcomm が今年10月に発表を予定している新しい Snapdragon 8 Gen 4 プロセッサが、ついに Geekbench に初めて登場したことが報告されました。とはいえ、今年1月末にも Snapdragon 8 Gen 4 と思われるプロセッサのベンチマークがリークされており、厳密には初めてではない可能性があります。
今回、Gizmochina によって共有された Geekbench に登場したベンチマークでは「Manufacturer Model」と表示されているため、最終的なバージョンのチップではない可能性はありますが、そのスコアからシングルコアおよびマルチコアスコアのパフォーマンスが大幅に向上していることが示されています。
このスコアでは、Snapdragon 8 Gen 4 はシングルコアが2884ポイント、マルチコアスコアは8840ポイントとなっています。このスコアは Apple A17 Pro などこれまで Snapdragon よりも上にいたハイエンドチップセットの数値を上回ります。
これまでの情報やリークなどから、Snapdragon 8 Gen 4 には新しいアーキテクチャが採用され、一般的な Arm コアの代わりに Qualcomm が PC 向けの Snapdragon X シリーズでも使用しているカスタムされた Oryon CPU となっています。これによりパフォーマンスが大幅に向上すると言われていましたが、結果はかなり期待できるものとなります。
また、今回のベンチマークの結果から、Snapdragon 8 Gen 4 には2.78GHzで動作する6つのコアと、4.09GHzで動作する2つのパフォーマンスコア搭載されているようです。
パフォーマンスは間違いなく Android デバイス向けでは最高峰となりますが、性能とともにコストも上昇しており、以前の噂では Snapdragon 8 Gen 3 に比べて25〜30%ほど価格が上がる可能性が示されていました。これにより来年のフラッグシップスマートフォンは値段がさらに上がる可能性があります。