Samsung は来年新しいミッドレンジチップセット Exynos 1580 をリリースする可能性があり、新しい報告によればこのチップセットは2021年の Qualcomm のフラッグシップチップ Snapdragon 888 に匹敵する性能になる可能性があります。
今回、Samsung の新しいチップセット S5E8855 が Geekbench に登場していることが発見され、このチップが Exynos 1580 として発売される可能性が高いこと、来年リリースされる Samsung Galaxy A56 に搭載される可能性があることが伝えられています。
ベンチマークのリストから、この新しいチップセットは 2.91GHzで動作する1つのプライムコア、2.6GHzで動作する3つのハイエンドコア、1.95GHzで動作する4つの効率コアを備えたオクタコア構成となっていることが確認できます。また、現行世代 Exynos 1480 の Xclipse 530 GPU のアップグレード版となる Xclipse 540 GPU が搭載されています。
Exynos 1580 のスコアはシングルコアスコアが1,046、マルチコアスコアが3,678となっていて、このスコアは2021年のフラッグシップチップと同等のスコアになります。
現行世代の Exynos 1480 には 5Gモデム、GNSS、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3、NFC が内蔵されているため、Exynos 1580 もそれらと同じか同等以上の機能が搭載されると思われます。となると、来年の Galaxy A56 も現行よりパフォーマンスが向上したバランスの良いミッドレンジスマートフォンになることが期待されますが、Exynos チップで課題になりがちな発熱の問題がどう解消されているかが気になるところです。
via SamMobile