Samsung が今年10月に発表する可能性のある新型タブレット Galaxy Tab S10 シリーズですが、新たな情報によれば Galaxy Tab S10 シリーズはすべてのモデルで MediaTek Dimensity チップセットを搭載する可能性が示されました。
これまで Galaxy Tab S シリーズは Qualcomm Snapdragon チップセットを使用しており、Exynos も一部で使用されていますが、上位モデルは基本 Snapdragon を搭載しています。これらの廉価版となる FE (Fan Edition) モデルでは Exynos を中心に搭載してきました。
しかし、リーカーの Ice Universe 氏によれば Galaxy Tab S10 シリーズではこれが変わり、Tab S10 シリーズの全モデルが MediaTek Dimensity 9300+ を搭載することになると伝えています。これは以前にも噂されており、Geekbench で Dimensity 9300+ を搭載した Tab S10+ モデルも登場していますが、全モデルがそうなるとは予想されていませんでした。
過去には Qualcomm に比べて MediaTek は性能が劣る傾向にありましたが、最近のチップセットに関してはその限りではないためパフォーマンスも期待でき、さらにわずかでも価格が下がる可能性があることも期待できます。
MediaTek は Qualcomm に比べて安価で、ハイエンドチップセットではその傾向が強く、特に Snapdragon 8 Gen 4 はコストが前世代よりも最大30%上がる可能性も示唆されているため、MediaTek を採用することでトータルコストが下がる可能性があります。
現時点では公式情報ではないため様子を見る必要がありますが、すでにベンチマークが登場していることから少なくとも Tab S10+ は Dimensity を搭載する可能性は高いと思います。
なお、これまでの噂では Galaxy Tab S10 シリーズでは3つではなく2つのラインナップになると言われており、Galaxy Tab S10+ (S10 Plus) と Tab S10 Ultra だけが登場する可能性があります。