Android 版 Google Chrome は Android 15 で”予測型「戻る」アニメーション”のサポートをデフォルトで有効になることが報告されました。
この機能は Android スマートフォンで「スワイプして戻る」操作をしたときに、誤ってアプリを終了してしまうことがあります。これはユーザーが戻るジェスチャーをしたときに、どの画面に遷移するかがわかりづらいため、戻り過ぎてしまうことが原因にあります。そのため、Google は Android 13 からしばらくの間、”予測型「戻る」アニメーション”という機能の開発に取り組んでいました。
現時点では予測型戻るアニメーションを利用するためには、開発者向けオプションから機能を有効にする必要がありましたが、Android Authority の報告によれば Android 15 Beta 2 では”予測型「戻る」アニメーション”がデフォルトで有効になっていることを確認し、開発者向けオプションからユーザーが切り替えることができなくなっていることを発見しています。
また、今年後半にリリースが予定されている Android 15 の安定版に向けて、Android アプリの Google Chrome もこの機能のサポートを有効にしたことも確認しています。これにより、ユーザーの戻るジェスチャーをしてホーム画面に移動してしまうときには、ホーム画面のプレビューを表示するようになります。これ以外にもユーザーが Chrome の設定、ブックマーク、ダウンロード、履歴を操作しているときは前のページのプレビューを表示します。
しかし、Chrome の予測型戻るアニメーションには、最後にアクセスしたウェブページのプレビューを表示する機能はないようですが、今後追加される可能性があるようです。
Google Chrome でホームに戻るときのプレビューを表示する機能は Android の Google Chrome Canary でデフォルトに有効になっており、他の Chrome チャンネルにも展開される予定ですが、Android 13 または Android 14 の場合は、開発者向けオプションでも機能を有効にする必要があります。