Google Pixel デバイスは AI の活用に取り組んでおり、新しい Google Pixel 9 シリーズでもその機能が登場することは不思議ではありません。今回、新たな情報により Google は Pixel 9 シリーズで「Google AI」という名称で新しい AI 機能を導入する予定であることがリークされました。
このリークは Android Authority が Google 内部の情報源から入手したものとしており、いくつかの新機能と既存の機能が「Google AI」として紹介されているスクリーンショットが共有され、なかには Microsoft の「Recall (リコール)」に似たスクリーンショットの機能も含まれていることが確認できます。
明らかにされている Google AI の機能は5つあり、そのうち2つはすでに利用可能となっている Google アシスタントの代替としての Gemini、かこって検索となっています。一方、新しい機能として「Add Me」、「Screenshots」、「Studio」という3つがあります。
この機能に関する追加の情報はないとしていますが、「Add Me」は写真に写っている人の表情を変えるものではなく、異なる人が写っている写真に別の写真を統合できる「ベストテイク」のアップグレードのようになる可能性があります。
もう一つの「Studio」は、以前報告された Creative Assistant アプリと同じものを示していると思われ、Pixel のスクリーンショットエディターがアプリに統合され、ステッカーを作成できるようになるものです。しかし、説明文ではステッカーに限定されず、より広いことができる可能性があります。
最後に「Pixel Screenshots」ですが、説明文を見る限りでは Microsoft の Recall 機能と似た機能のようで、ユーザーが行っていることを自動的に撮影し、デバイス上の AI を使用して探しているものを見つけやすくする機能です。Microsoft の場合はこれがプライバシーに影響するとして差し止めに遭っていますが、Google はよりプライバシーを重視しているようで、ユーザーの行動をすべて自動的にキャプチャするのではなく、ユーザーが自分で撮影したスクリーンショットにのみ機能するようです。
機能が有効になっている状態でスクリーンショットを撮影すると、アプリ名やWebリンクなどの追加データを保持し、その後にローカルの AI (おそらく Gemini Nano の新しいバージョン) によって処理され、特定の情報を検索したりできるようになる可能性があります。
現時点ではこれ以上の情報はわかりませんが、「Google AI」が Pixel 9 シリーズで展開されることになれば、詳細は8月13日の発表でわかるはずなのでどのような機能になるか楽しみです。