モトローラは予告どおり、折りたたみ式スマートフォンの新モデル Motorola Moto Razr 50 および Razr 50 Ultra を中国市場向けに発表しました。
これまでほとんどの情報がリークされていましたが、今年の Razr シリーズは4インチのカバーディスプレイと Snapdragon 8s Gen 3 を搭載したフラッグシップの Razr 50 Ultra と、手頃な価格で Dimensity 7300X を搭載した Razr 50 の2つのモデルとなります。
それぞれのスペックをまとめると、次のようになります。
スペック
Razr 50 5G | Razr 50 Ultra | |
---|---|---|
OS | Android 14 | Android 14 |
メインディスプレイ | 6.9インチ pOLED 2640×1080 120Hz SGS 低ブルーライト SGS 低モーションブラー | 6.9インチ pOLED 2640×1080 144Hz SGS 低ブルーライト SGS 低モーションブラー |
カバーディスプレイ | 3.63インチ | 4インチ pOLED |
CPU | Dimensity 7300X | Snapdragon 8s Gen 3 |
RAM | 8GB 12GB | 12GB |
内部ストレージ | 256GB 512GB | 256GB 512GB |
外部ストレージ | – | – |
リアカメラ | 50MP 13MP | 50MP 50MP |
フロントカメラ | 32MP | 32MP |
バッテリー | 4,200mAh 30W 急速充電 15W ワイヤレス充電 | 4,000mAh 45W 急速充電 15W ワイヤレス充電 |
ネットワーク | 5G/4G Wi-Fi Bluetooth 5.4 NFC | 5G/4G Wi-Fi Bluetooth 5.4 NFC |
サイズ | 171×74×7.2mm | 171×74×7.2mm |
重さ | 188g | 184g |
Motolora Razr 50 Ultra
「Moto Razr 50 Ultra」はシリーズで最大のカバーディスプレイを備え、1〜165GHz の可変リフレッシュレート、1080p 解像度、100% DCI-P3、HDR10+ をサポートした pOLED パネルとなります。メインディスプレイも同等の機能を備えた6.9インチ フルHD+ pOLED を採用し、120% DCI−P3 色域に最大3,000nitsのピーク輝度をサポートします。
カメラは前世代からアップグレードされており、50MP f/1.7 メインカメラと 50MP f/2.0 望遠カメラのデュアル仕様となりました。また、フロントカメラには32MPが搭載されています。
この他には45W急速充電と15Wワイヤレス充電をサポートした4,000mAhを搭載、Android 14 ベースの Moto MyUX で動作し、Moto AI 機能を利用できます。さらに IPX8 防水性も備えました。
価格は12GBRAM/256GBストレージモデルが5,699元(約12.5万円)、12GBRAM/512GBストレージモデルが6,199元(約13.6万円)となっています。
Motolora Razr 50
もう一方の「Moto Razr 50」は、3.6インチ pOLED カバーディスプレイを搭載し、内部ディスプレイは Razr 50 Ultra と同じ仕様となっています。筐体素材やメインカメラとフロントカメラも Ultra と同じものですが、リアの2つ目のカメラは前世代 Razr 40 と同じ120度の 13MP f/2.2 超広角カメラのままとなります。
一方、プロセッサには折りたたみ式デバイス向けの新しい MediaTek Dimensity 7300X が搭載されており、Razr 50 がこのチップを採用した最初の折りたたみ式スマートフォンとなります。なお、バッテリーは30W急速充電と15Wワイヤレス充電に対応した4,200mAhが搭載されています。
こちらの価格は8GBRAM/256GBストレージが3,699元(約8.1万円)、12GBRAM/512GBストレージモデルが3,999元(約8.8万円)となっています。
なお、今回の発表ではグローバル版への言及はないようですが、どちらのモデルも米国でリリースが予告されているため、すぐにグローバル版が発表される見通しです。日本でのリリースについては不明ですが、これまでの展開からおそらく発売される可能性は高いと思われます。