Google はマテリアルデザインガイドラインに準拠した Web コンポーネントライブラリの Material Web Components (MWC)の開発を終了したことが明らかにされました。
この情報は Artem Russakovskii 氏が X で共有したもので、 Material Design チームが Google の大規模な社内Webフレームワーク Wiz のサポートに注力しており、Material Web Components に取り組んでいるエンジニアを再配置したことで MWC がメンテナンスモードになることを発表したことを伝えています。これは GitHub の投稿からも確認することができます。
現時点では MWC が廃止されてなくなるわけではありませんが、人員を配置しなくなったことにより今後の計画は破棄され、新しい機能やコンポーネントの追加や更新が行われなくなります。
また、新しいメンテナーを含め、新機能やコンポーネントの開発を継続する方法を調査中とも伝えており、今後更新は GitHub に投稿されるとしています。年内のロードマップなども提供されており、このまま進むかと思いましたが残念ですね。
なお、Google はこれまで Google サービスの多くに Angular 使用していますが、検索やフォトなど様々なプロダクトではもう一つの Web フレームワーク Wiz も利用しています。Google は今後 Angular と Wiz を統合することを目標にしており、より優れた開発者エクスペリエンスを備える高性能なフレームワークを提供することを目指しているようです。
via 9to5Google