先月、Google が AI 編集ツール「編集マジック」や AI を活用した写真編集ツールをすべての Google フォトユーザーに無料で提供することを発表しましたが、現在 Google Pixel 6 シリーズまでの Pixel スマートフォンで利用可能になっていることが報告されました。
これまでは Google Pixel 8 シリーズのユーザーと、有料の Google One サブスクリプションユーザーに限定されていましたが、現在は「編集マジック」、「消しゴムマジック」などの機能がより広いユーザーが利用可能になっています。先月の発表では5月15日から展開されると伝えられており、現在は一部の Pixel ユーザーから利用可能になったと報告が多数あります。
なお、この機能は Android および iOS のすべての Google フォトユーザーに展開され、編集マジックは毎月10回保存できるようになります。これ以上の回数を編集するためには Google One プレミアムプラン(2TB 以上)に加入するか、Pixel ユーザーになる必要があります。使うためにハードウェアは Android OS 8.0 以降、4GB 以上の RAM、64bit チップセットが必要です。
次のような AI 機能(ツール)もすべての Google フォトユーザーに無料で提供されます。
- 消しゴムマジック : 不要な写り込みを消去できます。
- 消去: 写真に写り込んだ人やものを消去できます。
- カモフラージュ: 写真に写り込んだ人やものの色を変更できます。
- ポートレート ライト : 人物のポートレートの位置と明るさを調整できます。
- 写真の人物に特定の方向から光が当たるように光を追加したり、影の濃さや光の強さを手動または自動で調整したりできます。ポートレート ライト ツールで、[ライトを追加] と [ライトバランスを調整] を使用します。
- ぼかし : 背景のぼかしを調整できます。
- 奥行き : ぼかす(フォーカス エリアから外す)範囲を調節できます。
- 空 : さまざまなパレットから選択したり、空の色やコントラストを調整したりできます。
- カラーポップ : 前景の色を保ったまま、背景の彩度を下げられます。
- ボケ補正: ぼやけた写真を補正できます。
現時点では一部のユーザーからの報告によるもので、Google によれば Android、iOS、ChromeOS の Google フォトユーザーは今後数ヶ月以内に展開する予定です。