Google Chrome では現在までに3つの生成 AI 機能をリリースしており、今後は Gemini を統合してさらに多くの機能が登場すると言われています。今回、Google は公式ブログで Chrome の最初の AI ツールをどのように開発したかを紹介しました。
Google の Chrome ブラウザチームは、Chrome で AI を活用できるようにする新しい方法をブレインストーミングした結果、最終的に Chrome 向けの AI テーマ、タブオーガナイザー、Help me write の3つの生成 AI 機能のリリースにつながったとしています。
このブレインストーミングは「ブラウザに AI テクノロジーを導入して、タブの使用、検索の使用、フォームへの書き込み、ウェブページの閲覧といった日常的な操作をもう少し簡単にする方法を考えてきました」としており、「Chrome チーム全体からアイデアを募った」と伝えています。
また、生成 AI 機能を Chrome に実装するにあたり、新しいスキルセットとしてテクノロジーがどのように機能するかやユーザーが使用できる製品に変える方法も学んだとしています。
投稿のなかでは、2008年に Chrome が登場した当時とはインターネットのあり方が大きく異なっており、当時は「ユーザーの目の前にコンテンツを表示し、ブラウザを可能な限り邪魔にしないこと」がアイデアとしてあったとしています。しかし、いまでは「ユーザーにとって邪魔にならずに作業を簡単にすることが重要」と考えていることを伝えました。
このほかにも生成 AI 機能の実装にあたり検討したことや AI によるタブグループの機能に関する話なども詳しく述べており、開発の裏側を知ることができます。詳細については Google の公式ブログ(英語)をご覧ください。