Google の Wear OS スマートウォッチと Android スマートフォンをペアリングしていると、ウォッチから直接スマートフォンで再生している音楽や動画などのメディアのコントロールができますが、現在の設定では Wear OS にはメディアの出力先を切り替えるための「出力スイッチャー」がありません。そのため、スマートフォンで再生している音楽などを他のデバイスに変更したい場合には、スマートフォンから操作する必要があります。
しかし、新しい報告によれば Android 15 ではこれに変更が加わり、スマートウォッチから直接スマートフォンで再生しているメディアを別のデバイスに切り替えられるようになる可能性が報告されました。
この報告は Android Authority の Mishaal Rahman 氏によるもので、Pixel Watch が Android 15 においていくつかの便利な機能を追加する可能性を示す情報を発見し、そのうち1つに今回の機能が含まれているようです。
これはスマートウォッチのコンパニオンアプリにいくつかの権限が追加されることで利用可能になり、権限は「アプリが、どの接続デバイスで他のアプリからオーディオまたはビデオを再生するかを選択できる」もので、これが許可されている場合、「このアプリはヘッドフォンやスピーカーなどの利用可能なデバイスのリストにアクセスし、オーディオやビデオのストリーミングまたはキャストに使用する出力デバイスを選択できます」といったもののようです。
つまり、この機能が追加されれば、スマートフォンでメディアを再生し始めたあとに、ヘッドホンや Nest デバイスなど別のデバイスに出力を切り替えるときにスマートウォッチだけで操作が可能になります。ただし、現時点ではスマートフォン側で機能をサポートするコードしか確認されていないため、どの Wear OS デバイスで使うことができるかはわからないとしています。
とは言え、コンパニオンアプリを利用したスマートウォッチの機能となれば、Google Pixel Watch シリーズで利用できないということはないはずです。