Qualcomm が昨年発表した Arm 搭載の新型 Windows ノートPC 向けチップセット Snapdragon X Elite は、Microsoft Surface シリーズにも搭載されることが以前から噂されていますが、今回 Geekbench に Snapdragon X Elite を搭載した Surface Laptop 6 と見られるデバイスが登場したことが報告されました。
このベンチマークは Snapdragon X Elite シリーズの1つである X1-E80-100 を搭載した「OEMBR OEMBR」というデバイスのスコアであり、このデバイスが Surface Laptop 6 であると噂されています。同じコードを持つデバイスが4つでベンチマークスコアが掲載されており、シングルコアが約2,700、マルチコアが約14,000といった結果になっています。
また、ベンチマークが測定されたどのデバイスも 16GBRAM を搭載し、Windows 11 Pro Insider Preview で動作していることが確認されました。
ただし、実際にベンチマークのリストを見ると CPU が snapdragon (1m) 8cx gen 3 と表記されています。この情報を共有した Windows Latest によればこれはリーク対策だとしており、Microsoft が以前にも同様のことをしていたと伝えています。
そのため、実際のところは不明ですが Galaxy Book4 Edge では Snapdragon X Elite X1E80100 4012 MHz を使用していることが示されており、ほぼ同程度のスコアであるこのチップは Snapdragon X Elite であるとしています。
Apple Silicon の M3 デバイスと比べても大きな差は見られず、スコア的にはかなり近づいています。また、このデバイスは電源モードが「バランス」で測定されたようで、パフォーマンス重視にした場合はもう少しスコアが上がる可能性があるとしています。
ちなみに Qualcomm の Snapdragon X Elite には3つのバリエーションのプロセッサがあり、今回ベンチマークに登場した X1E-80-100 は中間に位置するものとなります。
これ以外のバリエーションも用意されているのかはわかりませんが、少なくとも X1E-80-100 であっても M3 チップセットと良い勝負ができる可能性があります。