ここ数年あいだ Nokia ブランドのスマートフォン製造を担ってきた HMD (Human Mobile Devices) Global は、Nokia ではない HMD 自社ブランドとなる「HMD Pulse」シリーズおよび「HMD Vibe」を海外で発表しました。
「HMD Pulse」シリーズでは HMD Pulse、Pulse+、Pulse Pro の3つの機種がラインナップされており、いずれも Unisoc T606 プロセッサ、90Hz リフレッシュレート備える 6.65インチ 1612×720 ディスプレイを搭載しています。側面指紋センサや IP52 等級の防水、Android 14 と3年間にわたる四半期ごとのセキュリティアップデートの提供なども含まれています。
これら3つのデバイスの主な違いはカメラと充電速度で、ベースモデルの HMD Pulse には 13MP リアカメラと 8MP フロントカメラ、HMD Pulse+ は 50MP リアカメラと 8MP フロントカメラ、Pulse Pro はリアカメラとフロントカメラの両方に 50MP カメラが搭載、リアには 2MP の深度カメラも搭載されています。なお、Pro のみ 6GBRAM、他2つは4GBRAMという違いもあります。
また、Pulse Pro のみ 20W の有線高速充電に対応し、他の2つは10Wの充電に対応しています。バッテリーはいずれも5,000mAhで交換することができます。
それぞれのモデルは、139ユーロ、159ユーロ、179ユーロで販売され、主にヨーロッパでの展開となります。
- HMD Pulse
- HMD Pulse+
- HMD Pulse Pro
もう一つのシリーズである「HMD Vibe」は米国向けのラインナップとしており、スペックに若干の違いが見られます。基本的な性能は HMD Pulse と同じですが、プロセッサが Snapdragon 680 に変更されるものの、バッテリー容量が4,000mAhに減少しています。こちらは価格は149ドルで販売する予定です。