Google は Intel が今年後半から製品投入を開始する第15世代 Arrow Lake プロセッサを Chromebook でも搭載するための開発に取り組みはじめたことが報告されました。
ただし、現時点では Arrow Lake を搭載する Chromebook のリファレンスボードの開発が始まったわけではなく、開発コード中に Arrow Lake (ARL)に関する記述が登場しはじめており、将来的に Chromebook でもこれを採用する可能性が高まったことが確認できました。
また、Intel の発表では2024年後半に Arrow Lake プロセッサを搭載する製品が投入されると言われていることから、Chromebook はこれまで開発が始まったとしても半年以上遅れてリリースされる傾向にあります。そのため、仮に年内に開発がスタートしても1年近く後に実製品が登場することになるため、今すぐどうこうといった話ではありません。
もし Intel Arrow Lake を搭載する Chromebook が登場するとしたら、2025年の春以降になると予想できます。発表は2024年末か2025年最初の CES などで行われる可能性はありますが、手にするまではだいぶ先になるはずです。
それにインテル 第12世代を搭載した ChromeOS デバイス(とくに Chromebook Plus デバイス)がようやく市場で広がりはじめたところで、昨年発表されているインテル第14世代 Core Ultra を搭載した「ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plus Enterprise」も未だにリリースされていない状況ですので、まずはそこからですね。
いずれにしても、現状では Chromebook (ChromeOS) でもインテル第15世代 Arrow Lake をサポートする取り組みが開始されて始めていて、今後これを搭載する Chromebook が登場する可能性が高まったということだけを覚えておいてください。
via Chrome Unboxed