音楽ストリーミングサービス Spotify に関する新しい報告によれば、今年の4月末から今年の後半にかけて一部の国でさらなる値上げを行う可能性があります。先に伝えておくと、日本では今回の値上げも回避できそうです。
これは Bloomberg が報じたもので、Spotify は Premium の個人(Standard)プラン、ファミリープラン、デュオプランの値上げを準備しているとしています。価格は Standard が約1ドル、ファミリーとデュオは約2ドルの値上げがされると伝えました。この値上げは4月末までに英国、オーストラリア、パキスタン、及び他の2カ国でも実施される予定です。
なお、米国では少なくとも今年後半までは起きないものの値上げされる可能性があるとしています。米国では昨年に9.99ドルから10.99ドルに値上がりしているので、そこからさらに上がるかもしれません。なお、昨年のタイミングでは日本ユーザーに値上げは反映されていません。
この値上げは Spotify が新たに導入したオーディオブックのコストを相殺するためとも言われています。これは一部の市場で Spotify Premium ユーザーが追加料金なしで毎月15時間のオーディオブックを聴くことができることによるもので、これに対応していない市場であれば値上げの可能性はまだなさそうです。
なお、オーディオブックを必要としないユーザー向けに広告なしの音楽とポッドキャストが利用できる「Basic」プランを導入すると伝えられており、このプランが現在のStandardと同じ価格で提供される予定です。
日本ではまだ値上げの影響はなさそうですが、Spotify が気合を入れてコンテンツを増やしてしまえば値上げにもつながってくる可能性があります。