あえて取り上げることもなかったかもしれませんが、前々から追っているSnapdragon 845を採用するChromebook「Cheza」は、Linuxアプリを起動させるCrostiniをサポートしていることがソース上で明らかになりました。
当初は可能性の話でしたが、先日ARM系プロセッサを採用する「Acer Chromebook R13」にもDev版ですがCrostini対応となりましたし、モデル的に最新となる「Cheza」で対応しないはずがないわけですが、今回の情報でそれが確実となりました。
ただ参考元でも書いていますが、ARM系プロセッサを採用するChromebookは、Intel製を採用するそれよりも、動作的に制限される可能性があります。
私の「Acer Chromebook R13」も、「ASUS Chromebook 12 C223」と比べるとLinuxアプリの動作にモタツキとか落ちやすいという印象を受けたので、これが影響しているかもしれません。
とは言え、Linuxアプリをメインで使う方というのもかなり限られていると思いますので、一般的なユーザーにはあまり影響ないかもしませんね。
いまのところ「Cheza」は「Google Pixel Slate」や「HP Chromebook x2」のような着脱式キーボードを採用し、Snapdragonというモバイル向けプロセッサを搭載してLTEに対応したモデルであるということに変わりはありません。
また最近もWindows機では、「ASUS NovaGO」や「Lenovo Yoga C630 WOS」など、Snapdragonを採用して常時LTE対応モデルのノートパソコンがいくつか発売されています。
しかしいずれもデタッチャブルキーボードではなく、360度回転ヒンジ採用のノートパソコンタイプになっているので、「Cheza」のようなタイプは「HP Envy x2」くらいしかないんですよね。
ですので、こういう純タブレットとして使うことができる、LTEに接続できるChrome OSデバイスがあったら便利で良いと思います。
あとWindowsではOSの動作について問題があるようですが、そこもChrome OSであれば全然問題はないと思うので、早く正体が明らかになって欲しいなあ。
大体のメディアでは、早くても来年1月に開催されるCESで参考出品となるんじゃないかと予想していますが、現時点ではまだまだ何とも言えないところです。
今後も情報が出れば取り上げていきたいと思います。
参考Cheza Chromebook confirmed to get Project Crostini support for Linux apps