Google は AI 機能を Gemini へと切り替える取り組みはコンシューマーだけでなく、企業や教育機関などの Google Workspacec ユーザーにも展開されるようで、今後の変更で「Gemini Business」と「Gemini Enterprise」が登場することが報告されました。
この情報は X でユーザーが発見したもので、Google Workspace 関連の今後の変更ログで「Gemini Business」と「Gemini Enterprise」という2つのプランが登場することが明らかになりました。
2024/02/22 更新 : Gemini for Google Workspace が正式リリースされました。詳しくはこちらをご覧ください。
これによって Google Workspace ユーザーも Google の最も有能な AI モデル(とされる)の1つである Gemini 1.0 Ultra にアクセスできるようになります。また、このプランでは「Gemini モデルのトレーニングにメッセージの内容は使用されない」としています。
発見した Dylan Roussel 氏によれば、「いますぐアップグレード」をクリックした先の Duet AI のページでは”Duet AI in Workspace is entering the Gemini era”と記載されていることも伝えています。つまり、これまでの Duet AI を置き換えるようにして Gemini Business と Enteprise が登場し、Gmail やドキュメント、スプレッドシート、スライド、ドライブ、チャット、Meet の機能やサイドパネルへのアクセスが利用できる可能性があります。
ただ、現時点では Duet AI のような拡張機能としてのみ存在するのか、Gemini Advanced のようにスタンドアロンのアクセスも提供されるのかはわかりません。
なお、昨年から Duet AI は月額30ドル(日本では約4,000円)で提供されていますが、Gemini を利用できる個人向けの Google One AI プレミアム プランは今月から月額19.99ドル(日本では2,900円)で提供されています。
この変更のリリースは変更ログでは2024年2月21日となっていることから、近々展開される可能性があります。