Acer がスペインで開催されている ISE 2024 にて法人向けとなる新しい Acer Chromebox Mini を発表しました。
この Chromebox はファンレス仕様となっていて、デジタルサイネージやKIOSK、POS端末などにおける利用を想定したモデルで、ChromeOS ならではのパフォーマンスやセキュリティ、リモートデバイス管理などを提供します。
様々な周辺機器を接続することも前提にされているため、デバイスの前面には3つの USB-A ポートとオーディオジャック、背面には2つの USB-A ポートと1つの USB-C ポート、2つの HDMI ポート、Ethernet ポート、ケンジントンロックホールが備わっています。また USB-C と HDMI ポートを利用して最大3画面まで出力が可能となっています。ネットワークは Wi-Fi 6 と Bluetooth 5.2 をサポート。
用途や性能・機能面では昨年12月に Lenovo が発表した Lenovo Chromebox Micro とほぼ同じです。発売時期や価格についてはまだ明らかにされていませんが、Lenovoのモデルと同程度の価格設定になると思われます。
なお、今回の Acer Chromebox Mini に VESA マウントキットだけでなくマウスとキーボードが付属しているようです。ChromeOS 向けになると思われますが、最近の Chromebox には付属していないことが多かったので貴重です。
確認できている Acer Chromebox Mini のスペックは次のとおりです。
スペック
OS | ChromeOS Chrome Enterprise Upgrade または Kiosk & Signage Upgrade |
---|---|
CPU | Intel Jasper Lake (Celeron N) |
RAM | 4GB 16GB |
内部ストレージ | 32GB 64GB 128GB |
外部ストレージ | – |
前面ポート | USB-A ×3 3.5mm オーディオ |
背面ポート | USB-C ×1 USB-A ×2 HDMI ×2 Ethernet ×1 |
サイズ | 161.26×119.85×33.9mm |
付属品 | VESAマウントキット キーボード&マウス |
日本でのリリースがあるかはわかりませんが、法人向け限定でリリースされる可能性はあります。
via Chromebook Live, Tech Bit