Google はこれまでのアシスタントを新たに AI へと置き換える一環として「Assistant with Bard」という機能が追加され、その後は機能の名称が単に「Bard」と呼ばれる可能性があることが報告されていました。しかし、新たな報告では名称がまた変更される可能性を示しており、今後は「Gemini」の名前が導入されているようです。
9to5Google によれば、現在の最新の Google アプリ ベータ版(v15.4.31.29)ではこれまで「Bard」とされていたテキストが「Gemini」に置き換えられていることを発見したことを報告しています。また、昨年発表された Gemini Ultra で動作する高性能モデルを機能にアクセスできる最先端 AI 体験を提供する「Bard Advanced」も「Gemini Advanced」へと名称が変更されているとしてます。
これまで使われていて浸透していた Bard ではなく Gemini に置き換わることは少し違和感がありますが、Googleは自社 AI に関するイメージを統一させたい可能性があります。新しいLLMが登場するたびに名称を変えられても困りますが、複雑になることだけは避けて欲しいですね。
とは言え、現時点ではアシスタントの置き換えが「Gemini」という正式名称になるかはわかりません。
Google アプリ v15.4 の解析からは、この他にも YouTube Music を呼び出すことのできる Bard Extention が発見されています。これにはプレイリストや再生履歴、設定などの YouTube Music のアイテムを管理する機能が含まれているようです。