Google は Google チャットでスペースを作成する際のフローに2つの改善を加えたことを発表しました。この2つの改善には、スペース名の重複を防止する機能と作成時のユーザーインターフェースの変更が含まれます。
スペース名の重複を防止する機能はその名のとおりの機能で、作成しようとしたスペース名がすでに存在する場合、企業のドメイン内に同じ名前でスペースを作成できないようになります。このとき Gmail や Google グループの場合と同じようにエラーメッセージが表示されます。
この機能は即時リリースと計画的リリースドメインの両方で2024年1月25日から最大15日かけて段階的にロールアウトされますが、Chat API 経由で作成されたスペース名にはすぐ適用されず、2024年6月3日以降から Chat API 経由で作成されたスペースもエラーが通知されるようになります。
2つ目の変更であるスペース作成時のユーザーインターフェースの更新ですが、これまでよりもアクセス権を簡単に設定できるようになり、コラボレーション用スペース(通常のスペース)またはお知らせ用のスペース(現在の投稿できるユーザーをスペースの管理者のみにする)を最初から指定できるようになりました。
スペースが作成されると、ウェルカムページも新しくなり、選択したスペースのタイプによって次のステップが表示されます。コラボレーション用スペースの場合はメンバーの追加やファイル共有、タスクの割当、新しいメンバーが参加したときに表示されるウェルカムメッセージの作成オプションがあります。履歴をオンにする機能やマーケットプレイスからの拡張機能の提案なども含まれています。
お知らせ用スペースの場合は、グループの追加やスペースの権限管理、ガイドラインを追加するオプションが表示されます。
新しいスペース作成のインターフェースは、即時リリースドメインが2024年1月25日から最大15日かけて段階的に展開、計画的リリースドメインの場合は2024年2月12日から最大15日かけて段階的に展開されます。
スペース名重複防止と新しいスペース作成インターフェースは、すべての Google Workspace ユーザーと Google Workspace Individual ユーザーが利用できます。なお、これらの機能は2024年第1四半期の終わりまでにモバイルでも利用できるようになるとしています。
Source Google