Google は Android タブレットの Gboard のアップデートを続けており、先月のスタイラスペンによる手書き機能に加えて、物理キーボード使用時に新しいツールバーを提供するようになりました。これにより Android タブレットに Bluetooth などでキーボードを接続しているユーザーは、キーボードがより使いやすくなることが期待されます。
Android タブレットに外付けキーボードを接続すると、画面の下部に新しい楕円形のツールバーが表示されるようになります。これはドラッグすることで画面上のどの位置にも移動することができます。ツールバーには現在の入力言語と絵文字ピッカー、ツールバーの垂直・水平切り替え、音声入力が表示されます。
なお、入力言語をタップすると設定、画面キーボードを表示、キーボードショートカットを表示、クリップボードを表示、翻訳を表示、他の設定済み言語に切り替えることができます。
日本語の場合、入力言語をUSにするとなぜかメニュー表記も英語になること、画面キーボードを表示するを選ぶと物理キーボードに再設定できず外付けキーボードの再接続をする必要があるなど安定はしていないようです。
この他に Gboard の物理キーボードの設定ページからツールバーの表示のオン・オフが切り替えられるようになっています。ツールバーの絵文字や入力候補、自動大文字化、オートコレクトの設定も含まれています。
Gboard の物理キーボード ツールバーはバージョン 13.6以降で表示されるようですが、すべての Android タブレットで表示されているわけではないようです。筆者はGboard ベータ版を使って Google Pixel Tablet で確認しました。
Android タブレットで外付けキーボードを使っているユーザーには確かに便利な機能追加ですが、筆者としてはシステムで Ctrl + Space で言語切り替えができるのに Googleドキュメントなどではそれができないという状況を何とかしてほしいと思っています。
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via 9to5Google