Google は昨年9月に Google Workspace Enteprise を利用しているドメインを対象として、組織内でストリーミングされるビデオ会議を超低遅延(超低レイテンシ)で視聴できる機能をリリースしていますが、現在この超低遅延ライブストリーミングにいくつかの改善を導入したことを発表しました。
1つ目の改善は、当初ライブストリーミングをする予定がなかった場合でも、会議主催者は進行中の Meet からライブストリーミングを追加したり開始できるようになりました。開始するためには Meet 画面の右下にある[アクティビティ] > [ライブストリーミング]を選択します。
2つ目の改善は、ライブストリーム中に視聴者は左上のライブストリームインジケータから視聴者数(参加者と視聴者)を確認できるようになりました。
この他にもいくつかの細かい変更があり、参加画面にはクイックアクセスボタンが追加され、通常の通話ではなくライブストリームに参加できるようになります。大人数が視聴するライブストリームに参加するとビデオフィードがさらに早く開始するようになりました。
また、Android および iOS デバイス上の Google Meet モバイルアプリからのライブストリームの表示がサポートされるようになっています。これは前回の発表でも言及されており、以前まではモバイルデバイスでもAndroidのみでWebを利用する必要がありました。
これらの改善はウェブ上の Google Meet および Meet Hardware で利用できるようになります。モバイルアプリに関しては、ライブストリーミングへの参加のみ可能となっていて、Android と iOS で展開のペースが異なっています。
- Android
- 即時リリースドメイン : すでに展開済み
- 計画的リリースドメイン : 2024年1月3日から最大15日かけて段階的に展開
- iOS
- 即時リリースドメイン : 2024年1月3日から最大15日かけて段階的に展開
- 計画的リリースドメイン : 2024年1月8日から最大15日かけて段階的に展開
- Gmail
- 即時リリースドメイン : すでに展開済み
- 計画的リリースドメイン : 2024年1月3日から最大15日かけて段階的に展開
なお、ライブストリーミングは Google Workspace Enterprise Standard、Enterprise Plus、Enterprise Essentials Plus、Teaching and Learning Upgrade、Education Plus のユーザーが主催できます。
ライブストリーミングの視聴は Google Workspace Business Starter、Business Standard、Business Plus、Enterprise Starter、Enterprise Standard、Enterprise Plus、Education Fundamentals、Education Standard、Teaching and Learning のユーザーが利用できます。そのため、Education Plus、Essentials Starter、 Essentials、 個人の Google アカウントでは参加することができません。
Source Google