数ヶ月前から ChromeOS のアップデートが停止していた「Lenovo IdeaPad Duet 5 Chromebook (日本では Duet 560 Chromebook)」および「Duet 3 Chromebook (日本では Duet 370 Chromebook)」ですが、アップデートできなかった原因が修正されたとして、ようやく安定版の最新バージョンである ChromeOS 119 へとアップデートできるようになりました。
ChromeOS 116 あるいは 117/118 のままアップデートされなかった原因は、Google側ではなくLenovo側のUSB-Cポートのファームウェアによるものです。本来、ファームウェアはChromeOSとともにアップデートされるはずでしたが、これが失敗してしまうことでChromeOS側もアップデートされず、場合によってはブートループに陥るといった状況が続いていました。
今回、この問題が解消されたことで正規にアップデート([設定]>[ChromeOS について]>[アップデートを確認])することができるようになります。一方、ブートループに陥っており「問題が発生しました」の画面で止まってしまう場合には、Chrome拡張機能の「Chromebook リカバリ ユーティリティ」を利用してリカバリーイメージを作成し、それを使ってアップデートを行うことができます。
なお、IssueTrackerではリカバリイメージを使った場合は一時的にベータ版(ChromeOS 120)をインストールすることで問題が解消させているといったコメントがありますが、記事執筆時点ではベータは選べないようになっているため119のままで問題が解消できていると思われます。
いずれにしても、117以前で足止めを食らっていたデバイスがようやく ChromeOS 119 にアップデートされて足並みが揃います。日本でもユーザー数が多いデバイスだったので、一安心ですね。
リカバリの手順がわからない場合はこちらの記事をご覧ください。
Source IssueTracker