Google が今年始めに教育機関向けの Google Workspace のアップデートの一環として紹介していた、Google Meet でカメラに向けて「手を上げた」ことを検出するジェスチャー検出機能が正式をリリースしたことが発表されました。
現在、ツールバーの下部にあるボタンから「挙手」することができますが、新しく追加された機能はカメラの前で実際に手を挙げることで認識されるようになります。カメラに向けて手を挙げるとプログレスバー表示され、これが完了する(=挙手と認識される)まではしばらく手を挙げたままにしておく必要があります。
この機能はカメラが有効になっていて、顔や体から離れた場所で手がカメラに映っている必要があります。アクティブなスピーカーになっている場合は検出されず、アクティブでなくなるとジェスチャーが検出されるようになります。
管理者側での制御はとくになく、エンドユーザーがMeet上の[設定] > [リアクション] > [挙手ジェスチャー]を有効にすることで利用できます。なお、デフォルトではオフになっています。
挙手はQ&Aなどのセッションや意見がある場合に通知されて他の人がわかりやすくなるもので、たまに「挙手してください」のように言われたとき本当に手を上げてしまってもちゃんと認識できるようになることは地味に便利かもしれません(手動で検出をオンにする必要はありますが)。
この機能は即時リリースドメインの場合、2023年11月21日から最大3日かけて完全に展開、計画的リリースドメインの場合は2023年11月28日から最大15日かけて段階的に展開されます。
利用可能なアカウントは Google Workspace Business Plus、Business Standard、Enterprise Essentials、Enterprise Plus、Enterprise Standard、Enterprise Starter、Education Plus、Teaching and Learning Upgrade、Google Workspace Individual となっています。
Source Google