先日の ChromeOS 118 へのアップデートによって、一部の Chromebook では Android 11 から Android 13 へとアップデートされていることが報告されています。このアップデートはフラグや設定を必要とせず通常のアップデートとして受け取っています。
この報告は今年2月に最初に登場していましたが、当初はフラグが登場する可能性があることなどが報告されただけで、実際に動作させることはできませんでした。その後、Canaryなど一部のチャンネルで Android 13が搭載されはじめており、今回の ChromeOS 118 アップデートによって Android 13 がようやく登場したことになります。
ただし、現時点では一部の Chromebook のみが Android 13 へのアップデートを受け取っており、全てのサポートされるデバイスが Android 13 になっているわけではない点に注意してください。
Chrome Unboxed によれば、Android 13 が動作している Chromebook はインテル第10世代や前世代のAMD Ryzen、MediaTek Kompanio 520 を搭載しているデバイスが Android 13 へとアップデートされていることを確認しています。しかしこのうち「Lenovo ThinkPad C13」はまだ受け取っていないなど、デバイスによっても微妙な差があるようです。
ChromeOS 119 Beta で試すと Android 13 へとアップデートされることから、対象機種でも ChromeOS 118 で変更されていない場合、次の ChromeOS 119 でアップデートされる可能性は高いと思います。
Android 13 になることで機能的に大きな変化が加わるわけではありませんが、ChromeOS側の Material You 設定を継承できたり、セキュリティの改善や大画面におけるアプリのUI/UXが多少改善されることが期待できます。
一方、筆者の「HP Elite Dragonfly Chromebook」などごく一部のデバイスは ChromeOS 118 にアップデートされていない状況は変わっておらず、本来であれば「Chromebook Plus」として扱われるデバイスは出遅れています。