Google Pixel スマートフォンのウリの一つであるカメラに関して、一部の Pixel ユーザーに Android 14 にアップデートしてからカメラアプリを立ち上げると黒い画面が表示されたままであったり、アプリがクラッシュするといった問題が発生しているようです。
この報告 Reddit ユーザーによるもので、Android 14 にしたあとにPixel スマートフォンのカメラアプリを利用すると問題が発生し、デバイスのカメラが使えなくなったとしています。同じような現象が生じているユーザーは何名かいるようで、フロントカメラとリアカメラの両方で黒い画面が表示されたままのユーザーや、フロントカメラは動作しているがリアカメラで黒い画面のままになるといったケースが報告されています。
また、カメラがずっと黒い画面のままのパターンだけではなく、アプリを開いた直後にクラッシュするパターンもあるとしています。しかもこの問題は、Android 13で動作する Pixel スマートフォンでも同様の報告がいくつかあり、新たに発生したものではなさそうです。
現時点では Android 14 にアップデートしたことでカメラを使えなくなる理由についてはわかりません。ただ、同じ問題が複数のユーザーから報告されており、一部のユーザーではファミリーリンクアプリを有効にして設定しているためか、セーフモードでの起動ができず解決できないといった問題も発生しているようです。
少なくとも現状では回避策や修正はないようで、今後の対応を待つしかありません。一方、このバグは9月末のAndroid 14 Beta 時点で IssueTracker で報告されており、すでにチームにエスカレーションされていました。安定版がリリースされてからも多くの報告がある以上、まだ解決はできていないと思われます。
via PiunikaWeb