Google が新たに定義したハードウェアの基準である「Chromebook Plus」という名称は、古くからChromebookを知っている人からすれば Samsung が先に思い浮かぶと思います。Samsungは2017年に「Samsung Chromebook Plus / Pro」を発表していますが、新しい定義のなかでは Samsung は特に発表はしていません。
今回、Chrome Unboxed の発見によれば、そんな Samsung が新しいハードウェア要件に合わせた新しい「Chromebook Plus」デバイスの開発に取り組んでいる可能性が示されました。
可能性のある開発中のデバイスは「Pirrha」というコードネームで呼ばれており、いくつかのコミットで「Nissa」への言及があることから「Lenovo Chromebook Slim 3i」などと同様に Intel N100 または N200 プロセッサなど新しい Intel N シリーズを搭載する可能性があります。
また、なぜ Samsung かと言えば、開発関係者のメールアドレスの中に samsung.corp-partner.google.com を所持する人物がおり、過去の傾向から Samsung が開発に関わっていることに間違いはなく、そうなると Samsung のデバイスである可能性が非常に高くなります。
現時点ではこれ以上の情報はありませんが、関係者にSamsungがいることや現在 Chromebook Plus デバイスとして認定されている Chromebook と同じボードを流用して新しくデバイスを製造しているのであれば、ほぼ確実に新しい「Samsung Chromebook Plus」としてリリースされるはずです。
とは言え、現状ではあくまでも可能性の話でしかありませんので、今後の進展に期待したいですね。
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ところで Samsung の Chromebook は日本で発売されていませんが、Xなどを眺めていると使っているユーザーや言及しているユーザーがちらほらいるようです。最近のサムスンジャパンはスマートフォンやタブレット、周辺機器も積極的にリリースしているようなので、ここらで Chromebook も投入してくれると面白くなりそうです。市場が荒れるだけかもしれませんが。
via Chrome Unboxed