今年初め、モトローラは最新世代の「Edge+」を発売していますが、現在米国で発売されたモデルは廉価版となる「Motorola Edge (2023)」で、抑えるところを抑えてより低価格になったミッドレンジスマートフォンです。販売価格は599ドルとなっています。
見た目も「Edge+」と良く似ていますが中身に大きな違いがあり、MediaTek Dimensity 7030 と 8GBRAM、256GBストレージを搭載したモデルとなっています。大まかなスペックは次のようになっています。
- 6.6インチ フルHD pOLED
- 144Hzリフレッシュレート
- MediaTek Dimensity 7030
- 8GBRAM / 256GB UFS2.2 ストレージ
- 50MP+13MP超広角カメラ リアカメラ
- 32MPフロントカメラ(AF付き)
- 4,400mAhバッテリー、68W充電
- 15Wワイヤレス充電
パッと見た性能は案外悪いものではなさそうですが、特別な何かがあるわけではなくスタンダードなモデルです。MediaTekも性能面ではまずまずですが、米国ではSnapdragon 8 Gen 1を搭載する「Galaxy S23 FE」やTensor G2を搭載した「Pixel 7」が同価格帯にいるため、かなり分の悪い戦いになっていると思います。
なお、「Motorola Edge (2023)」はAndroid 13で動作していますが、アップデート ポリシーが従来のモデルと変わらず、2回のAndroid OS メジャーアップデートと3年間の隔月セキュリティアップデートのみを提供します。Pixel や Galaxy は5年間のサポートがありますので、ここもライバル機種に一歩劣ってしまっています。
「Motorola Edge (2023)」は米国市場で販売を開始しており、公式ストアやBestbuy、Amazonなどで購入が可能です。
日本でリリースされるかは何とも言えませんが、価格や性能で見るとすでに販売されている「Motorola Edge 40」と大きく変わらないため、あえて出すことはないように思います。