昨年からゲーミングChromebookというジャンルでRGBバックライトキーボードを搭載したChromebookがリリースされており、今年に入ってから「HP Dragonfly Pro Chromebook」のように生産性に重きを置きながらRGBキーボードを搭載しているモデルというのも登場しています。
今回、ChromeOS 117 Dev でRGBキーボードに関する「Multi-Zone RGB Keyboard customization」と「Experimental RGB Keyboard Patterns support」という2つの新しいフラグが発見されたことが報告されました。
ChromebookのRGBキーボードは、それぞれ独立して色を変更できる4つ(もしくは5つ)のゾーンで構成されており、キーボードの設定からレインボーのオプションを選択すると、それぞれのゾーンに既定の異なる色が反映されます。
これが新しいフラグ「Multi-Zone RGB keyboard customization」を利用することで、各ゾーンに特定の色を割り当てることができるようになります。ただし、このフラグを有効にしてもカラーパレットから好きな色を設定できるのではなく、デフォルトで設定されている7色のなかから選択します。¥
また、将来的に「Experimental RGB Keyboard Patterns support」というフラグによって、選択できる色もしくは点灯パターンを自由に選べるようになる可能性があります。こちらのフラグはまだ機能していないため、実際の挙動を確認することができません。
なお、これらの機能は将来的にChromebook本体のキーボードだけでなく外付けキーボードにも適用されるようになる可能性があります。これによりWindowsで使うことが前提となっているゲーミングデバイスも、ドライバーやソフトウェアなしで簡単なカスタマイズができるようになるかもしれません。
とはいえ、ChromeOS 117でも実験中のフラグとなるため正式に実装されるまではまだしばらくかかりそうです。それでも期待したいですね。
日本では、RGBキーボードを搭載するChromebookは残念ながらまだリリースされていませんので、こちらのリリースも期待しています。もう1年経ちそうですが。
Source Chrome Unboxed