Qiワイヤレス充電機能を搭載するChromeboxは、CES 2023でASUSが「ASUS Chromebox 5」を初めてお披露目しており、Chromeboxの天板を使ってスマートフォンやその他ワイヤレス充電対応の機種をワイヤレス充電できるというものです。
最近の報告によると、AcerもQiワイヤレス充電機能を搭載したChromeboxを開発している可能性があるようです。ChromeboxはChromebookと異なり、差別化するポイントが限られているため、ワイヤレス充電など細かな違いを出すことで良いアピールポイントになることに間違いはありません。
Chrome Unboxedの報告によると、数ヶ月前から「Brask」ボードに基づいて開発されている「constitution」というコードネームのデバイスがあり、これが第12世代もしくは第13世代のインテルプロセッサを搭載することも明らかにしています。また、開発に携わっている人物が過去Acerデバイスの開発に取り組んでいるため、Acerのデバイスになる可能性は高いとしています。
Qiワイヤレス充電の搭載については、使用するハードウェアも含めてコード内に記述があることを伝えています。
ここまで揃っていれば、ほぼ確実にAcerがQiワイヤレス充電搭載のChromeboxの開発を行っていると思います。またChromeboxにワイヤレス充電機能を搭載するというのは利便性の面でも悪い選択肢ではないため、その選択肢が増えることは良いことだと思います。一方で、ワイヤレス充電を搭載することで価格が上がってしまうことは避けられない課題です。
ワイヤレス充電機能も必須ではありませんが、あれば便利なことに間違いはありません。特にコンシューマー向けにリリースするデバイスにはこれが搭載されていれば強みになりますので、ここは期待したいところですね。
なお、ASUSがリリースした「ASUS Chromebox 5」は日本国内でも法人・文教向けとして販売を開始しています。ただし諸事情によりワイヤレス充電機能非搭載のモデルとなっています。デバイスのレビューはこちらから。
Source Chrome Unboxed