GoogleはChromebookなどChromeOSデバイス向けに ChromeOS 111 Stableのアップデートを展開したことを発表しました。今回のアップデートでChromeOSのバージョンが 111.0.5563.71 へと更新されます。
更新内容の詳細は明らかにされていませんが、バグ修正と改善のほか昨年1月に発表されて以来、正式に実装されていなかった「Fast Pair (ファスト ペア)」機能がようやく実装されました。
Chromebookの「ファスト ペア」機能は、ChromebookとBluetoothデバイスのペアリングをワンタップで完了させる便利機能です。本来は2019年に搭載されてる予定でしたが正式発表は2022年1月に、そこからさらに2023年2月に近々登場のアナウンスがされて今回のアップデートに至ります。
ChromeOS 111では、「ファスト ペア」は現在サポートされているBluetooth オーディオ デバイスとバックグラウンド スキャンをサポートするChromebookで動作するよう設計されているとなっていることから、すべてのデバイスで利用できるわけではないことに注意してください。なお、すでにフラグで有効にしていた場合は変わらず利用可能です。
この他にはプリインストールされているテキスト(Text)アプリに、キーボードショートカットが追加、管理対象のChromebookにおける印刷ジョブの追跡、Steamのゲームサポートを制御する管理ポリシーの追加などが報告されています。
ChromeOS 111のアップデートは今後数週間で展開される予定で、いまのところ目立ったバグの報告などはなさそうです。この他の新機能については、確認でき次第まとめていきます。