先日からGoogleは、Chrome ブラウザの最新バージョンとなる Chrome 111 をmacOS、Linux、Windowsに向けてリリースし、多数の修正と機能の追加が行われています。Chrome 110のリリースから1ヶ月ほどで展開されているわけですが、このアップデートでは40件のセキュリティ修正やいくつかの新機能も含まれています。
アップデートは今後数日または数週間にわたって展開され、バージョンは Chrome 111.0.5563.64 (Linux および Mac )、 111.0.5563.64 /.65 (Windows)へと引き上げられます。
今回のアップデートでは、ブラウザにおける新機能の追加は多くないものの多数のセキュリティパッチが追加されています。およそ40件の脆弱性が修正され、様々なバグ修正なども実施されています。
この他には開発者向けにAPIの追加、動画以外のWebアプリケーションをフローティングウィンドウで前面表示させられる新しいピクチャーインピクチャー機能がフラグ(chrome://flags/#document-picture-in-picture-api)もしくはオリジントライルに参加して利用可能に、プライバシー サンドボックスの強化、Chromeのアカウントを同期する際のポップアップのデザインが変更、13個のChrome Enterprise ポリシーの追加または更新などがあります。
今回は開発者向けの要素とセキュリティ修正が中心のアップデートとなっているため、目に見える大きな変化はなさそうです。そろそろChromeOSにもアップデートが展開されるはずですので、こちらもリリースされ次第、まとめる予定です。
Source: Google, About Chromebooks