デスクトップ版のChromeブラウザではピクチャーインピクチャー(Picture-in-Picture / PiP)機能をを使うことができるものの、シンプルな機能のみを使うことができます。しかし今回の報告によると、Google Chromeにより高度なピクチャーインピクチャーのサポートを追加する作業を行っていることがわかりました。
ほとんどの場合、PiP機能のウィンドウからは再生/一時停止、タブに戻る もしくは閉じるといった動作がサポートされており、一部のサイトでは前のトラックと次のトラックボタンが表示されることもありますが、広く対応しているわけではないようです。
現在開発されている新しい仕組みでは、これら最低限の機能に加えてタイムラインの調整やライクボタン等の操作、キャプション(字幕)といった動画コントロール機能を使えるようになるとしています。また、ビデオ通話アプリではメッセージの送信やミュートボタン、挙手といった操作が可能になります。
この機能がChrome Stableに登場するタイミングはわかりませんが、Chrome 111からオリジントライアル(期間限定でユーザーがテストできる)として利用できるようになります。
筆者としては、映画字幕などをPiPウィンドウで表示できるようになるだけでもだいぶありがたいので、この機能の正式実装が楽しみです。
技術的な内容や機能の詳細については、Chrome Developers Blogをご覧ください。