Chromebookに限らず、Chromeブラウザではタブをまとめておける「タブグループ」という機能があります。この機能に関する最後の大きなニュースは、半年以上前にグループを保存した後にタブグループのボタンがブックマークバーに表示されるようになったことでした。
そして今回、最新のChrome Canaryではタブグループを保存すればブラウザを再起動しても、タブグループが保存されたままの状態を維持できるようになったと報告されています。
これまで、タブグループを保存してブックマークバーに表示されるようになっても、ブラウザを閉じてしまうと保存されていない状態に戻ってしまいました。そのためクラッシュや更新など予期せぬ動作でブラウザが落ちた場合、タブグループをブックマークバーから簡単に戻すといったことができませんでした。
しかしこのタブグループをローカルに保存することによって、ブラウザが再起動したとしても保存したタブグループをそのまま利用することが可能になります。
この変更はChrome バージョン 109で実装されたようですが、108でも利用できる可能性があるようです。またChromeOSでもフラグを有効にすることでタブグループの保存を使うことができますので、同じタイミングで反映されるかはわかりませんが、将来的にChromebookなどでもタブグループの永続的な保存が可能になるはずです。
ちなみに記事執筆時点(ChromeOS 107 Stable)では、Chromebookでタブグループの保存を使うにはフラグ #tab-groups-save を有効にする必要があります。これでブックマークバーに保存したタブグループを表示できるようになりますが、ブックマークバーのグループをクリックすると高確率でChromeがクラッシュします。そうすると保存したタブグループが…という罠にハマりますので、解消するまではあえて使わない方が良いでしょう。
Source: Reddit