現在、CanaryではChromeOS 108へとアップデートされていますが、ここでChromeOSのChromeブラウザに「パフォーマンス設定」というセクションに「メモリ セーバー」というオプションが追加されたことが報告されています。オプション自体は先月の時点でも報告されいますが、当初は有効・無効のみの操作しかできませんでした。しかし最近のアップデートでは、任意のサイトのみを選択してアクティブにするといったことができようになりました。
このメモリセーバーを試すには、ChromeOS 108 Canaryにてフラグ #high-efficiency-mode-available を有効にする必要があります。メモリセーバーと呼ばれていますが、フラグでは「high-efficiency-mode(高効率モード)」と呼ばれているようです。
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有効にしたあとは、Chromeブラウザの設定に「パフォーマンス」というセクションが追加され、設定項目としてメモリセーバーが追加されます。ちなみにもう一つ別のパフォーマンス フラグ #battery-saver-mode-available を有効にするとバッテリーセーバーという機能も使うことができます。
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メモリセーバーが有効になると、使用していないタブのメモリが再利用され、使用していないタブが空白になりクリックすると自動的に再読み込みされます。最近のアップデートで、空白にしない(メモリーセーバーを適用せず常にアクティブにする)サイトを追加することができるようになりました。
またバッテリーセーバー機能は、 有効にすることでバックグラウンド再生やスムーズ スクロール、ビデオフレームレートといった視覚効果を制限し、バッテリーの消費を節約するものです。こちらはバッテリー駆動の際は常にオンにするか、バッテリーが少なくなったときだけオンにするの2つのオプションがあります。
現時点でこれらの機能がどの程度使えるかは把握できていませんが、少なくともChromeOS 108ではChromebookのパフォーマンスとバッテリー消費を改善する機能が追加されることが期待されます。
Source: About Chromebooks