昨年12月、GoogleはChromebookの画面を肩越しに覗いている人などを検出するプライバシー保護のための機能を開発していることが報告されました。「Snooping Protection」と呼ばれるこの機能は覗き見を検出したら通知したり画面の明るさを下げるような機能となります。
現在もまだ開発中のため機能していませんが、GoogleはChromeOSにこの機能をテストするための診断ツールを組み込んでいることがわかりました。
この診断ツールは、Chrome OS 105 Dev / Canaryで表示できることが確認されていますが、どちらの場合も動作させることはできません。ツールを表示させるURLは chrome://hps-internals/ となります。
機能しないのでどのように動くかはわかりませんが、ツールの名称は”HPS Internals”とされており、HPSと呼ばれる機能をテストするものであると思われます。この”HPS”は、過去にも伝えられているようにHuman Presence SensorもしくはHuman Privacy Sensorを示しています。
About Chromebooksによれば、この機能は機械学習モデルなどを利用して肩越しの視線などの検出精度を高めていくようなものになると予想しています。また、この機能はセンサだけでなくWebカメラも利用することになるため、機能の使用中は常にWebカメラをオンにしておく必要があることも指摘しています。
いずれにせよ、現時点ではHPSを搭載したChromebookもなく、開発中のため機能をテストすることもできませんので、今後に期待したいところです。