ChromeOS Canaryのバージョン105へのアップデートにて、設定アプリのメニュー内にユーザーのプライバシー設定を一纏めにした「プライバシー ハブ」と呼ばれるセクションが追加されていることが報告されました。この設定はフラグ chrome://flags#enable-cros-privacy-hub を有効にする必要があり、フラグ自体は数週間ほど前から存在していたようですが、ようやく反映されるようになっています。
ただ、今のところ最小限の設定項目しかなく”カメラ”のオンオフを切り替えられるだけとなっています。そのため最初から様々な設定ができるわけではありませんので、これを試すためだけにCanaryにするメリットは特にないと思います。
おそらく今後、Webカメラやマイク、覗き見検出機能などのオンオフが追加されると予想されますが、実際にどんな項目が増えるかは現段階ではわかりません。
現在、[セキュリティとプライバシー]の設定項目には、ロック画面とログイン、他のユーザーの管理、改善のための情報送信などが含まれています。なんとなくOS側の設定とアプリケーション側の設定(今だとブラウザの設定からアクセスする権限)と分けることで、一括で管理しやすくなって良さそうに思います。
今回の「プライバシー ハブ」がいつStableに来るかはわかりませんが、いくつもの設定を行き来せず一つの画面でまとめて設定できるようになれば便利ですので、期待したいところです。
Source: Chrome Unboxed