現在、ChromebookなどのChromeOSではブラウザやアプリのウィンドウを左右両端に持っていくことで、簡単に画面半分のサイズでウィンドウを表示できる画面分割の機能が備わっています。2つのウィンドウを並べることが簡単にできるため活用している人も多いと思いますが、ワイドディスプレイなどを使っている場合、画面を2つではなく3つ(もしくはそれ以上)に分割したいと思うことがあるかもしれません。
しかし今回発見された新しいフラグによれば、もしかしたらこの画面分割の比率を変更することができるようになり、2つのウィンドウに固定されず3分割などが簡単に行えるようになる可能性があるようです。
発見された開発中の機能は”partial_split”と呼ばれており、ウィンドウを自動分割するときのスナップウィンドウのサイズを決めることができるようになるとしています。
partial_split: Add snap type to determine the size of snapped windows.
Modify snapped window bounds calculations in SplitViewController and WindowPositioningUtils to take into account snapped window ratios. These functions all still use the default snap ratio (0.5) for now, but will be updated for partial snap ratios in a follow-up CL.
Chromium Gerrit
現在は画面両端に持っていくことで、それぞれ画面幅に対して0.5という比率(つまり半分)で表示されるようになっていますが、この0.5という数字を変更できるようになる可能性があります。
とは言うものの、現時点ではこれ以上の詳細はわかっておらず、実際にどういう挙動をするのかは不明です。ただコード内で比率の例として0.33と書かれていることから、最大3つのウィンドウを画面分割できるようになると予想されます。
仮にこの機能が実装されるとして、どういうスナップの仕方になるのかやキーボードショートカットがどうなるかも気になるところです。しかしワイドディスプレイでChromebookを使っている身としてはウィンドウの3分割がやりやすくなるのは大歓迎ですので、ぜひとも実装して欲しい機能です。
Source: Chrome Story