これまでにベンチマークや開発中の噂もAMD Ryzen 5000Uシリーズ搭載Chromebookの情報が出ていましたが、お馴染みChrome UnboxedからAMD Ryzen 5 5800Uを搭載したChromebookの実機によるハンズオン動画を公開されました。
ただし、製品として完成したモデルではなく開発中のテスト機となっています。
なおRyzen 5000シリーズのChromebookの実機として、開発中であっても公開されるのはこれが初めてとなります。
動画の結論から言えば、様々なベンチマークスコアは現行の3000シリーズを大きく上回る結果となっていて、実機を触った感じも大きく進化していることを伝えています。
- Octane : 約70,000
- Speedometer : 約200
- MotionMark : 約980
上記のスコアはあくまでも今回の実機、Ryzen 5 5800Uと16GBRAM、512GB SSDを搭載するハイエンドモデルであることに注意が必要です。とは言うものの、スコアから見てもかなり期待できる高性能Chromebookのようです。
ただ、この最新世代のAMD Chromebookも電源接続時とバッテリー駆動時にパフォーマンスの差があることも言及されていて、およそ40%のパフォーマンス低下が起こるようです。
以前、「Lenovo ThinkPad C13 Yoga Chromebook」の実機レビューでも触れたように現行のRyzen 3000シリーズを搭載したChromebookでもパフォーマンス低下が起こっていて、最新世代でも改善はしていないと考えたほうが良さそうです。というか仕様だと割り切る方がいいかもしれません。
現状ではRyzen 5000シリーズを搭載するChromebookがどのタイミングでリリースされるかは明らかにされていませんが、少なくとも実機としてメディアに露出できるレベルのデバイスに仕上がっていることは確かです。
ちなみに匿名の情報源からとしていますが、デバイスの外観や雰囲気をそのまま信じるのであればHPかAcerのデバイスのように見えますが…。
いずれにせよ、早いうちにリリースも期待できそうなので、新しい情報が出次第、まとめていきたいと思います。
Source : Chrome Unboxed