CES 2022で発表された「Acer Chromebook Spin 513」に初めて搭載されることになったMediaTekのChromebook向け新チップセット”Kompanio 1380″が、本日正式に発表されました。
この新しい”Kompanio 1380″は、プレミアムなChromebook向けに開発されたチップで、これまでのArmベースのチップセットよりワンランク上の性能と長いバッテリー駆動時間を提供するものです。
“Kompanio 1380″は、最大3GHzで動作する4つのCortex-A78コアを採用したオクタコアプロセッサでMali-G57 GPU、2133MHz LPDDR4Xに対応しています。
4K 60Hz HDRディスプレイをサポートしている点も特長で、最大2台の4K 60Hzディスプレイまたは1台の4K 60Hzディスプレイと2台の4K30Hzディスプレイへの出力も可能になっています。
またWi-Fi 6/6EやBluetoothもサポートするほか、音声アシスタントやAI機能の拡張などもサポートしています。
詳細についてはMediaTekのプレスリリースをご覧ください。
ちなみに現時点では「Acer Chromebook Spin 513」のみが搭載機種として正式に発表され、海外で6月中に発売予定となっていますが他のデバイスについての情報はまだありません。
今回のプレスリリースの最後に”今後もKompanio 1380を搭載したデバイスが続々と発売”と書かれていることから、近いうちに動きがあると見て良さそうです。
あとは”Kompanio 1380″を搭載するChromebookが実際にどうなのかという点ですが、海外のテストレビューなどを見た限りでは、価格を抑えつつ高性能というバランスの取れたChromebookになることを期待しても良さそうです。