今年9月のはじめ頃、GoogleがChromebookに人感センサ(Human presence sensor /HPS)を搭載する計画があり、すでに開発が進んでいることが報告されています。
当初は顔認証によるアンロックやディスプレイを見ている状態でディスプレイがオフにならない(スクリーン アテンション)といった機能のためと推測されていましたが、今回新たに発見された情報によると「Chromebookの画面を肩越しに覗いている人を検出して通知する」という機能が開発されていることがわかりました。
この機能は「Snooping Protection」と呼ばれ、機能を有効にすると肩越しに覗いている人(Snooper)が見えるたびに通知するというものです。いずれデバイス設定の「スマート プライバシー」とよばれるセクションで変更が可能になるようです。
さらに覗いて人を検知した場合、プライバシー保護のためにChrome OSの通知を抑えるような機能も含まれているようです。
[Snooping protection] Suppress notifications while a snooper is present.
Added functionality to suppress notifications when someone is looking
Chromium Gerrit
over the user’s shoulder, for privacy purposes. Also genericized method
names / comments in the controller to more accurately represent its
role, since it is now used by both an icon and notification blocker.
なお、機能の動作に関してユーザーのプライバシーを守るため、ここで検出された情報(映像)などがGoogleのサーバーに送られるのではなく、ローカルで処理されるとしています。
現在、プライバシー保護スクリーン機能のHP SureViewなどは一部のハイエンドChromebook(エンタープライズモデル中心)にのみ搭載されていますので、「Snooping Protection」も人感センサを搭載する必要があるため、同様にハイエンドモデルに搭載されると予想されます。
実際にどういう動作をするかはわかりませんが、「Snooping Protection」はプライバシー保護のために機能するユニークな機能だと思いますので、ビジネスでChromebookを使うユーザーとしては期待したいところです。
Source : 9to5Google