今年の10月末に同じくSnapdragon 7cを採用したLTE非対応の「Acer Chromebook Spin 513 (CP513-1H-N14P)」を法人向けにリリースしていますが、今回はLTEをサポートして8GBRAM、128GB eMMCストレージを搭載した「Acer Chromebook Spin 513 LTE(CP513-1HL-N18Q)」というモデルを、12月下旬に法人向けとして発売することがAcerから発表されました。
対応・非対応モデルの違いについては、RAMとストレージ、LTEの対応を除き基本的に10月末に登場したモデルと違いはありません。
スペック
ディスプレイ | 13.3インチ IPS 1,920 × 1,080 タッチスクリーン |
CPU | Snapdragon 7c |
RAM | 8GB LPDDR4X |
内部ストレージ | 128GB eMMC |
ネットワーク | Wi-Fi ac Bluetooth 5.0 |
ポート | USB-C ×2 USB-A ×1 ヘッドフォンジャック |
Webカメラ | 720p |
バッテリー | 最大14時間 |
サイズ | 310×209.35×15.5mm |
重さ | 1.145kg |
その他 | LTEサポート(nanoSIM) 日本語配列 キーボードバックライト ゼロタッチ登録対応 |
自動更新ポリシー | 2029年6月 |
「Acer Chromebook Spin 513 LTE(CP513-1HL-N18Q)」に搭載されているWWANは、QualcommのSnapdragon X15 LTEモデムで、eSIMに対応しています。対応バンドについては以下のとおり。
- LTE :
- 1/2/3/4/5/7/8/9/12/13/14/17/18/19/20/25/26/28/29/30/32/66/71/34/38/39/40/41/46
- 3G(W-CDMA) :
- 1/2/5/8
海外でもLTE対応・非対応とも発表から発売までかなり待と思いますが、ようやく日本でもリリースされたという印象です。
「Acer Chromebook Spin 513」は、13.3インチで1.14kgと軽量なことが特長で、性能もSnapdragon 7cを搭載したスタンダード寄りな性能、そして今回はLTEに対応したことでビジネスシーンで場所を選ばずに仕事ができるという強みがあります。
Snapdragon 7cの性能に懐疑的な人もいると思いますが、同CPUを採用した「HP Chromebook x2 11」の実機で試してみたところ、現行のCeleron N4020〜あたりと遜色なく使えるという印象ですので、MediaTek MT8183やCeleron N3350などよりは確実に上の性能で、ビジネスでも十分使えるモノだと思います。
さすがに第10世代以降のCoreシリーズやPentiumと比較するとやや物足りなさは感じますが、Linuxをゴリゴリ使ったり、タブを20も30も開くことがなければ大きな問題はありませんでした。
もし、仕事で使うためのLTE対応、軽量なChromebookをお探しであれば、法人向けではありますが検討してみる価値はあると思います。
価格はオープン価格となっていますので、興味のある人・検討する人は販売代理店のページをチェックしてみてください。