Chromebookでシステムが壊れたときや過去のバージョンに戻したいときに使う、Chrome拡張機能(Chrome ウェブストアからインストールする)の「Chromebook リカバリー ユーティリティ」ツールが正しく機能しない問題が発生していることが先月末から報告されています。
具体的には、一部のWindows 10ユーザーからChromebookリカバリーユーティリティツールを使うとクラッシュし続けてしまい、Chrome OSを復元するためのUSBが作成できません。
影響を受けているユーザーによると、Chromebookリカバリーユーティリティツールを実行しようとするとツールがクラッシュしてウィンドウが消えてしまい、再び立ち上げてもそれを繰り返し先に進まないようです。
Chromebook Helpのコミュニティスレッドには同様の現象が起きているユーザーの報告が多数あり、主にWindows 10ユーザーに問題が生じているようです。
Google側もこの問題を認識したようで、Chrome OSチームに情報提供されたようですが修正がいつされるかはまだわかりません。
なお、スレッド内では回避策として以下の2つが挙げられています。
- 管理者としてChromeブラウザを立ち上げ、管理者内からChromebookリカバリーユーティリティツールをインストールする
- Chromebookのモデルに従ってOSファイルをダウンロードし、拡張子を.binから.isoに変更してディスクユーティリティ(Rufusなど)からUSBを作成する(ここからダウンロード)
いずれもうまく行ったことを伝えていますが、結局のところツールがクラッシュし続けるバグは解決したわけではないので、修正に期待したいです。
とは言え、よほどのことが無い限りはリカバリーユーティリティのお世話になることもないと思いますので、もしいまお使いのWindows 10デバイスで動作しない…ということであれば、今回の問題の影響と思われますので、回避策を試してみてください。
Source : PiunikaWeb