MediaTekがタブレットやChromebook向けのプロセッサをリリースし、すでにいくつかの機種が開発されていることをお伝えしていますが、ここで新たに「Corsola」と呼ばれるChromebook(リファレンスボード)の開発がスタートしています。
いま開発されているChromebookには、MediaTekのKompanio 500(MT8183) やKompanio 820(MT8192)、Kompanio 1200(MT8195)が採用されていると思われますが、今回登場した「Corsola」はまた別のプロセッサ”MT8186″を採用していると記述されていることがわかりました。
しかしChrome Unboxedによれば、「Corsola」に採用されているプロセッサは”MT8186″となっていますが、調べてみると”MT8168″は存在するものの”MT8186″は存在しないことを伝えています。
ただ、検索すると「Amazon Fire HD 8 2020」に”MT8186″を採用しているという情報がいくつか出てきますが、実際には”MT8168″を採用しておりMediaTek公式サイトなどのページも全て”MT8168″になっています。
そのため、新しく開発されている可能性も否定はできないが、状況から今回登場した「Corsola」のプロセッサは”MT8186″ではなく”MT8168″ではないかと結論付けています。
そんなことは…と少し掘り下げてみたら、以下のようなコミットが追加されていました。
DO-NOT-SUBMIT: MT8186 Corsola ToT
Chromium Gerrit
やはり間違えていた可能性が高そうです。
新しいチップセットはさておき、年内にMediaTekを採用したChromebookがいくつかリリースされると予想していますので、期待したいですね。
ちなみに「Corsola」はポケモンの名前のようです(日本名だとサニーゴ)。
Source: Chrome Unboxed